ドーピングによる4年間の出場停止が明け、ジャスティン・ガトリン(米国)がトラックに戻ってきた。3日、エストニアでの国際大会で復帰レースに臨み、男子100メートルでタイムは10秒24と平凡だったが、アテネ五輪覇者は「いい気分だ。生きている実感がある」と笑みを浮かべ、復帰を素直に喜んだ。

 8日にもエストニアで競技会へ出場する予定。「いい復帰ができた。次はもっと大きな大会に出たい」と、今後はロンドン五輪を見据えて積極的に大会へ参加する意向だ。シーグレーブ・コーチは「最初の20メートルに彼の特長が出ていない」と、スタートダッシュを課題に挙げた。