<陸上:日本選手権混成競技>◇最終日◇5日◇神奈川・川崎市等々力陸上競技場

 女子7種競技で3位に終わり連勝が“9”でストップした日本記録保持者の中田有紀(34=日本保育サービス)だが「残念な気持ちもありますが、長くやっていればこういうときもある」とさばさばした様子で話した。座骨の故障の影響で、全力で走れるようになったのは2週間前だった。優勝した桐山や2位の竹原ら、若手も伸びてきている。「今回は私が間に合いませんでしたが、これからは高いレベルで競り合いたい」と前向きだった。その姿勢を支えているのは7種競技への愛情だ。「ロンドン五輪なども目標ですが、このハードな競技にできるだけ長くチャレンジしたい。1回負けたくらいでは引っ込めないですね」と話していた。