<山口国体>◇7日目◇7日

 成年男子走り幅跳びは菅井洋平(26=ミズノ)が7メートル85で国体4回目の優勝を飾った。しかし、当の菅井は「こんなにすっきりしない優勝はない」と浮かない顔。ロンドン五輪B標準の8メートル10を跳ぶ自信があったのだ。「助走の2~4歩目がだらだらしてしまった」と反省しきり。だが、今季のアベレージは、8メートル10の自己記録を跳んだ昨年よりも10センチ近く上がっている。日本選手権、全日本実業団、国体と主要タイトルも独占した。「コンディションさえ整えば8メートル20も跳べる」と言う菅井にかかる期待は大きい。