<陸上:関東学生対校選手権>◇12日◇東京・国立競技場

 男子1部100メートル予選に、ロンドン五輪代表候補の山県亮太(19=慶大2年)が出場し、10秒43で準決勝進出を決めた。だが、その右太ももにはテーピングが巻かれ、痛々しい姿。練習中に違和感を覚え、はり治療を受けての強行出場だ。山県は「走って痛みがある」と明かし、肉離れの可能性について「なったことがないので分からないが、そうかもしれない」。先月の織田記念の100メートルでは、予選10秒08、決勝10秒16と五輪参加A標準記録(10秒18)を2度突破して優勝。男子リレーの日本代表メンバーとしても五輪での活躍が期待されるところ。6月に五輪選考の日本選手権を控えており、故障の影響が懸念される。