64年東京五輪銅メダリストをしのぶ「円谷幸吉メモリアルマラソン」が20日、故人の故郷である福島・須賀川市で行われた。

 小学生2キロの部から一般ハーフマラソンまで過去最多の2693人が参加。東京五輪8位で68年メキシコ五輪銀メダルの君原健二氏(72)と自衛隊体育学校で故人の練習パートナーだった宮路道雄氏(76)が招待選手として参加。

 64年4月の選考会で敗れて東京五輪出場を逃した宮路氏は「故郷の鹿児島に帰るつもりが、上官にパートナーとして残るように言われた。それからは、いつも一緒。円(えん)ちゃんが3位になって、自分のことのようにうれしかった」と話していた。