<陸上:第44回防府読売マラソン>◇15日◇山口・防府市スポーツセンター陸上競技場発着◇気温11度、湿度46%、北北西の風4・2メートル(スタート2分前の正午観測)

 今年11回目のフルマラソンとなった公務員ランナー川内優輝(26=埼玉県庁)は2時間9分15秒で2位に入った。

 2時間9分5秒で日本人トップの3位に入った、今月2日の福岡国際に続く「世界で誰もいないはず」(川内)という、月間2度のサブテン(2時間10分切り)を狙って出場。6キロ過ぎからセルオド・バトオチル(32=モンゴル)とのマッチレースとなったが、32キロ過ぎにスパートをかけられ、その差を縮められなかった。

 それでも月間2度のサブテンは達成。“ギネス級”の記録となったが「目標達成でうれしいはずだけど、バトオチルに防府で2回とも負けたのが、すごい悔しい」と早口でまくし立てた。

 バトオチルが2時間9分0秒で2年ぶり3度目の優勝。こちらは自身初のサブテン達成となった。