昨年、連続爆破テロに見舞われたボストン・マラソンの第118回大会が21日、約3万6000人のランナーが参加して行われた。スタート前には犠牲者を追悼し、黙とうをささげた。

 4月15日に行われた昨年の大会ではゴール付近で爆弾が2度爆発し、8歳の男児を含む3人が死亡、260人以上が負傷する惨事となった。

 ことしは厳戒態勢が敷かれ、主催者によると、警察官は昨年の2倍に当たる約3500人を配置し、監視カメラも増設した。沿道には100万人以上の観客が訪れると見込まれ、かばんの持ち込みなどが制限された。

 ボストン・マラソンは1897年に始まり、毎年開催されるマラソンとしては世界最古の大会。昨年は事件でレースが打ち切られ、完走できなかった5000人以上の走者が今大会に招待された。