世界リレー大会(24、25日=バハマ・ナッソー)に出場したリレーの日本代表チームが28日、成田空港に帰国した。

 男子400メートルリレーでは、決勝で5位に入り、上位8チームに与えられる来年の北京世界選手権の出場権を獲得した。3走を任せられた桐生祥秀(18=東洋大1年)も帰国。世界大会の雰囲気を「盛り上がりが楽しかった。(気持ち的にも)盛り上がりながら行けるのは好きです」と、堪能した様子。一方で、38秒34の予選タイムを、決勝では38秒40と落としたことには「上を狙ったので順位的には良かったけど、予選より決勝ではいいタイムを出さないと、決勝では世界と勝負できない」と分析した。

 バハマ入り前には、米フロリダ州タンパにあるIMGアカデミーで、時差調整を兼ねたミニ合宿を敢行。テニスの全仏オープン出発前の錦織圭(24=日清食品)にも会ったという。「日本でもNTC(ナショナルトレーニングセンター)とかで会ってますよ」と親交はある様子。全仏オープン初戦敗退は「えっ、そうなんですか」と知らなかったようだ。次戦はいよいよ、6月6日開幕の日本選手権(福島)で、男子100メートル日本人初の9秒台が期待される。