<全国高校バスケット選抜優勝大会:福岡第一88-75明成>◇27日◇男子準々決勝◇東京体育館

 昨年準優勝の福岡一(福岡)が明成(宮城)に逆転勝ちした。前半を終了して5点のリードを許したが、第3Qで追いつき、最終Qで突き放した。セネガル人留学生セック・エルハジ・イブラヒマ(2年)は34得点26リバウンドと圧巻の攻撃力を見せつける活躍。井手口孝監督は「前半は守りが機能せず、リバウンドやルーズ(ボール)で負けてしまっていた。後半になり明成の選手の足が止まり始めたので追いつき、突き放すことができた」と試合を振り返った。準決勝に向けて「いつもセックにカバーしてもらってる部分を減らし、全員でカバーしていきたい」と、チーム一丸での2年連続決勝の舞台を目指す。

 ◆昨年の準決勝に続き福岡一に敗れた明成・佐藤久夫監督「去年よりはよく攻めていけたが、最後にはシュートを打ち急いでしまった」。