<全国高校バスケット選抜優勝大会:常葉学園87-62長崎女>◇25日◇女子3回戦◇東京体育館

 女子の常葉学園がエース風間緑主将(3年)の活躍で長崎女子に完勝、3年連続のベスト8入りを決めた。

 初戦は15得点にとどまった風間だったが、この日は6本の3点シュートを含むチーム最多の30得点と大爆発。「初戦はシュートがばらばらだった。今日は1本1本、丁寧に打った」。シュートは面白いように決まった。大黒柱の復調にチームも勢いに乗り、第2Q終了までに25点差をつけ、前半で勝負を決めた。

 最後は、ベンチ入りメンバー全員を試合に使う余裕を見せた。小前宏史監督(48)は「気持ちが疲れるのを避けたかった」と次戦に向け先発メンバーを温存した。準々決勝では今夏の総体準優勝、国体優勝メンバーが主力の東京成徳大高と対戦する。風間は「相手を意識しないで、自分たちのやるべきことをやる。全員で走って点を取る」と意気込んだ。全国制覇した02年以来6年ぶりの4強進出へ、がむしゃらに突っ走る。