<全国高校バスケット選抜優勝大会:東京成徳大高94-73常葉学園>◇26日◇女子準々決勝◇東京体育館

 常葉学園(静岡)は、U-18日本代表を3人有する東京成徳大高(東京)に敗れ準決勝進出を逃した。

 3年連続で4強入りを逃した。第1Q終了時で13点差をつけられると、第2Q以降も攻守にわたり、相手の高さに翻弄(ほんろう)された。本来の粘りは影を潜め、最大31点も差をつけられた。それでも第4Qは西野いずみ(3年)を中心に30得点を奪い、最後に意地を見せた。西野は「出だしが悪くて点をはなされてしまった」と悔し涙を浮かべた。

 収穫はある。出場選手7人のうち5人の下級生が全国舞台を経験。下級生で唯一フル出場した坂元美沙季(2年)は「走ってつなげる常葉の伝統を守っていいチームにしたい」と先を見据えた。新チームは27日から始動する予定。常葉学園が早くも来年に向け動きだす。