ミカエル・ラスムッセン(35=デンマーク)がイタリアの小さなチームと1年契約し、復活へ準備を整えていると15日、デンマーク紙ポリティカンが報じた。ラスムッセンは2007年のツール・ド・フランスで第16ステージまで総合首位だったが、選手に義務付けられている自分の居場所の報告を虚偽申告したことにより、当時所属していたラボバンクからその時点で解雇された。また、レース前のドーピングテストも避けたため2年間の出場停止処分も受けていた。ラスムッセンは来週のアルゼンチンでのレースでイタリアチームでのデビューを飾る予定だが、「もっとハイレベルでのカムバックを望んでいた。しかし、自転車には“偽善”があるのでそれは可能ではないだろう」と同紙に語っている。