フィギュアスケート女子の浅田真央(中京大)が4大陸選手権2位から一夜明けた12日、米コロラド州コロラドスプリングズで記者会見し、ショートプログラムとフリーでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷し「しっかり自分のものになったのは大きな1歩だと思う」と話した。

 ともに回転不足を取られたが「フリーは自分で降りた(成功した)と思った。良い方向に考えて大丈夫」と柔和な笑みを浮かべた。ただ、ほかのジャンプにミスもあって優勝を逃し「トリプルアクセルだけでは駄目」と反省も忘れなかった。

 2大会ぶりの優勝を目指す3月の世界選手権(ニース=フランス)に向け「自分に集中して、自分のできることを出し切ればいい」と落ち着いた口調で言った。