柔道の「グランドスラム東京2011」(9~11日=東京体育館)に出場する男女日本代表が7日、東京・文京区の講道館で稽古を公開した。

 女子48キロ級の浅見八瑠奈(23=コマツ)にとっては、五輪代表の座を当確にするためにも絶対に勝ちたい大会だ。昨年、今年と2年連続世界選手権決勝でライバル福見友子(26=了徳寺学園職員)を倒し連覇。女子の園田隆二監督(38)も「浅見が勝てばある程度(五輪代表は)確定かな」と評価している。

 そんな「王手」のかかる優位な状況だが、本人は気負いもなく落ち着き払った様子で「去年のこの大会前と比べてワクワクして気持ちの高ぶりはあるけど、落ち着いてます」。所属するコマツには、ブラジルなど海外勢が出稽古に来ることも多くなったという。「マークされているなと思う」と、こちらもいい刺激になっているようだ。