9日に開幕する柔道の「グランドスラム東京2011」(~11日=東京体育館)の記者会見が8日、東京・文京区の東京ドームホテルで行われた。

 男女の日本代表56人の中で最年長選手、男子100キロ超級の鈴木桂治(31=国士舘大教)は「引退」の2文字を出して決意を語った。今大会は1階級に日本勢は男女とも4人が出場。同級で鈴木以外の3人は石井竜太(23=東海大)、七戸龍(23=九州電力)、王子谷剛志(19=東海大)と「全員、若い。世間話も会話もなく、いい意味で愛着がない」(鈴木)選手ばかり。それが鈴木には発奮材料になるのか「若さに負けてるようじゃ引退。常に“こんなやつに負けてたまるか”という気持ちで戦っている。“桂治はやっぱり強いな”と言われるような内容で結果を出したい」と、きっぱり話した。