<柔道:グランドスラム東京2011>◇最終日◇11日◇東京体育館◇男子100キロ級

 男子100キロ級の五輪代表レースで、本命の穴井隆将(27=天理大職)を追う1番手と期待された羽賀龍之介(20=東海大2年)は、3回戦で敗れ4強進出を逃した。1、2回戦で世界大会メダリストを破り、4強進出なら準決勝で穴井と対戦できたところだっただけに「自分はランキングがなく順位、結果がすべて。穴井さんに挑戦できるチャンスを逃したのは実力不足」と自己分析した。

 肩の故障で試合、リハビリの繰り返しだったが、講道館杯で優勝し気力も十分だった。「情けない」と自分を責める一方で「国際大会出場のチャンスをいただいている。コンスタントに勝ちきる強さをつけたい」と次週の中国遠征に目を向けた。