F1復帰することになったシューマッハーの略歴。

 ◆ミハエル・シューマッハー

 1969年1月3日、ドイツ・ケルン郊外のフルト・ヘルムールハイム生まれ。4歳からカートを始める。88年からF3に参戦し、90年にドイツ王座を獲得。91年8月のベルギーGPでジョーダンからスポット参戦してF1デビュー。ベネトンに移籍し、92年の同GPで初優勝した。94年にはドイツ人初の年間総合王座獲得。96年にフェラーリに移籍し名門復活に貢献した。00~04年の5年連続など通算7回の年間総合王座に就き、通算91勝を挙げた。06年10月のブラジルGPを最後に引退していた。

 ◆引退後のシューマッハー

 07年以降もフェラーリのアドバイザーを務め、新車のテストドライブも行った。一方でオートバイのレースに自分のチームをつくって参戦。今年2月にはドイツ・スーパーバイク選手権に出場し、レース中に転倒してヘリコプターで病院に搬送される事故も起こした。モナコ公国の王室が主催するチャリティーサッカー大会にもたびたび出場。07年にはサンマリノのSSムラタが欧州CL予備戦用に選手として獲得に乗りだし、話題になった。今夏、古巣フェラーリのマッサ(ブラジル)が事故で大けがをしたため、代役として復帰が期待されたが、2月のオートバイ事故による首の痛みのために断念。