米証券取引委員会(SEC)は17日、インサイダー取引の疑いで米プロバスケットボールのNBAに所属するダラス・マーベリックスの名物オーナー、キューバン氏を訴追したと発表した。AP通信によると、同氏は声明でいわれがない訴追だとして争う姿勢を示した。

 SECによると、同氏は大株主だったネット企業が新株を発行することを公表前に知り、その情報に基づき、すべての保有株式を売却した疑い。その後、株価は大幅下落し75万ドル(約7200万円)を超える損失を免れたとされる。

 キューバン氏は試合中に審判に抗議するなど奔放な行動で知られ、NBAから何度も高額の罰金を科されている。