大手小売りグループのイオンは2日、女性の子育てと仕事の両立を支援する学童保育「放課後教室」を東京都内で開校した。

 大型スーパーに開設した教室で平日は夜9時まで5~12歳の児童を預かって運動や礼節、英語も教える新事業。2020年東京五輪で日本選手の活躍が期待される体操、柔道、フェンシングなどの国内スポーツ団体や学習塾が協力する。

 体操のプログラムを監修した五輪金メダリストの米田功氏は「スポーツと勉強の両方を学べる環境がなかったので魅力的」と話し、日本体操協会の専務理事を務めるイオンの渡辺守成スポーツ&レジャー事業部長は「子どもを預けるだけでなく知育、食育、体育もできる。20年五輪の民間のレガシー(遺産)として期待できるし、競技の普及拠点としてもお手伝いできる」と述べた。