女子平泳ぎの鈴木聡美(24=ミキハウス)が、日本代表から落ちた。

 ロンドン五輪銀メダルの200メートル平泳ぎ予選で2分31秒14の全体17位。自身の持つ日本記録(2分20秒72)から10秒近くも遅れるタイムで準決勝進出も逃し「当然の結果。受け止めています」と、吹っ切れた様子で話した。

 昨年アジア大会で金メダルに輝いた50メートルは渡部に敗れて2位、ロンドン五輪銅メダルの100メートルは準決勝で敗退し「私、何やってんだろう」と号泣した。代表入りへ最後の望みをかけた200メートルだったが「自信はなかった」。渡部や14歳の今井らからはるかに遅れ、戦いの舞台を去った。

 「練習はやってきたけれど、足りないものだらけ」と話し「伸びのあるスピード、後半の持久力、メンタルの強さ…」と次々とあげた。五輪後、思ったような強化ができていなかったのも事実。「まず体作りをしっかりとやって、出直します」と、リオデジャネイロ五輪に向けて話していた。