19日に始動したバレーボール男子の日本代表が、20日に都内で会見を開き、2季目の指揮となる南部正司監督(47)は「まずは9月のW杯で成績を残せるようにしたい」と意気込みを語った。

 昨年のアジア大会(仁川)では決勝でイランに敗れた。その差を実感した南部監督は「体格が劣るからハンディがあるというイメージを払拭(ふっしょく)したい」と、「固定観念の排除」を今季の目標に掲げた。行き先はや期間は未定だが、今季は海外遠征も予定されている。「身長は2メートルじゃなく、2メートル10センチが普通になってきている」と、遠征で海外の高さに慣れさせる狙いを語った。

 石川祐希(19=中大)ら大学生7人、史上最年少の鈴木祐貴(17=秋田・雄物川3年)ら若手を中心に選出した中で、主将にはセッター阿部裕太(33=サントリー)を指名。「世界大会を経験している。若さと自身のキャリアをうまく融合させてほしい」とベテランのリーダーシップに期待を寄せた。