陸上男子ハンマー投げで04年アテネ五輪金メダルの室伏広治(40=ミズノ)が日本オリンピック委員会(JOC)の理事に選出されることが20日、分かった。現役選手の理事は初。

 昨年6月には20年東京五輪・パラリンピック組織委員会のスポーツディレクターに就任し、競技運営面で各部門との調整役を務めている。JOCとしても実務能力を評価し、今後は強化を含めた各部門でのリーダーシップを期待したようだ。6月の日本選手権では前人未到の21連覇を狙うが、選手、スポーツディレクター、理事と、さらに多忙になりそうだ。来月がJOCの役員改選で、竹田恒和会長の再選は確実になっている。