男子400メートル個人メドレー予選で、瀬戸大也(20=JSS毛呂山)が4分14秒98と全体1位で決勝に進んだ。萩野公介(20=東洋大)は4分18秒0で2位通過した。午後の決勝は8月の世界選手権(ロシア・カザニ)で金メダルを争う2人中心の争いになる。

 瀬戸は「朝で体は重かったが、まずまずのタイム」と、決勝の目標タイムとして4月の日本選手権の4分10秒97を掲げた。萩野は22日の1500メートル自由形でゴーグルが外れるハプニングに見舞われただけに「とりあえずゴーグルが外れなくて良かった」とジョークを交えて振り返った。

 同種目で世界の頂点を狙う2人。8月の世界選手権金メダルを獲得すれば、リオデジャネイロ五輪代表内定になる。4月の日本選手権では萩野、前週のオーストラリアGPでは瀬戸が勝利。瀬戸は「今日も勝てたら自信になる」と言えば、萩野も「オーストラリアでは泳ぎが良くなかった。限界に挑戦したい」と意気込みをみせた。