国際オリンピック委員会(IOC)は31日、再編された各委員会のメンバーを発表し、五輪の実施競技や種目を審議するプログラム委員会に2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会理事の荒木田裕子氏が起用された。

 プログラム委は東京五輪追加種目の選定材料となる報告書などを作る重要ポストで、かつて岡野俊一郎名誉委員がメンバーにいた。

 文化・五輪遺産委員会には組織委でスポーツディレクターと理事を務める現役選手の室伏広治(ミズノ)が加わった。新設のコミュニケーション委員会には組織委の藤沢秀敏広報局長が入った。五輪改革の目玉となる専門テレビ「五輪チャンネル」の委員長にはプロブスト氏(米国)が就いた。

 日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長はマーケティング委員長を続ける。バッハ会長は女性やアフリカの委員も増やし「これらの変更は五輪運動の将来を考えた改革の実行へ重要なステップになる」とコメントした。