日本水泳連盟監事でシンクロナイズドスイミング日本代表アドバイザーの金子正子氏(71)が、国際連盟(FINA)の殿堂入りを果たしたことが9日に分かった。

 小谷実可子ら多くのメダリストを育成し、アジア地域への競技普及にも貢献したことが認められた。

 金子氏は80年にシンクロ強化部長に就任。五輪では84年ロサンゼルスから96年アトランタ大会まで、ナショナルチームを率いて計7個のメダルを獲得。93年からは日本選手権と兼ねた国際大会のジャパンオープンを開始。アジアの国々に講習会を開くなど、競技の普及、強化に尽力してきた。金子氏は「ありがたいことです。シンクロは生涯の仕事と思っています」と感謝の言葉を口にした。