日本ラグビー協会は28日に都内で評議員会と理事会を行い、岡村正氏(76)の会長就任が正式に決まった。森喜朗前会長(77)は名誉会長に就任した。2人は理事会後の会見に出席し、森前会長は「2019年W杯の成功と、(今季から参入する)スーパーラグビー事業の成功に尽力してほしい」と新会長へ思いを託した。

 岡村新会長は「森前会長が基盤を固めてくれた。ここからいかに(ラグビー人気を)ジャンプさせるかが大きな使命」と意気込みを語った。

 新理事には39歳の岩渕健輔氏、52歳の平尾誠二氏が選ばれるなど、若返りが図られた。岡村新会長は若い人材を理事に選ぶことで森前会長と意見が一致していたと明かし、「若い人の行動力とアイデアで、ラグビーの輪を全国に広げていきたい」と期待を込めた。