新国立競技場の整備計画を再検討する10日の関係閣僚会議に出席したラグビーのトップリーグ、ヤマハ発動機の清宮克幸監督は「サッカーとラグビーの専用スタジアムをつくるべきだと提言した。ラグビーは年1、2試合、あとはサッカースタジアムとしての機能があればいい」と話し、サッカーのワールドカップ(W杯)を招致できる8万人収容を期待した。

 清宮監督は「世界の流れでは陸上と球技専用のスタジアムはスペックが違うので、二つを追い求めると良いものにはならない」と指摘。2008年北京五輪陸上男子400メートルリレー銅メダルの朝原宣治氏は「今はコストの問題が焦点になっている。安くして使えない競技場ができてもあまり意味がない」と主張した。

 サッカー元日本代表の北沢豪氏は「聖地」として知られるロンドンのウェンブリー競技場の資料を提示したという。