24日に開幕する世界柔道選手権の日本代表は22日、カザフスタンのアスタナ市内の練習場で汗を流し、4連覇を狙う男子66キロ級の海老沼匡(パーク24)は「いい調子になってきた。全力を尽くして闘う」と25日の出番を見据えた。

 ロンドン五輪女子57キロ級金メダルの松本薫(ベネシード)は打ち込みなどで動きを確認。「順調に調整ができている。程良い緊張感。挑戦者の気持ちで闘い、優勝を目指す」と2回戦敗退した前回の雪辱に燃える。

 昨年の日本勢は男女とも金メダルが2個。男子の井上康生監督は「全員が頂点を目指し、ここまでやってきた。その思いを信じる」と意気込み、女子の南條充寿監督は「選手の状態がいいので、早く試合をさせてあげたい」と述べた。