女子はロンドン五輪金メダルの27歳、松本薫(ベネシード)が5年ぶり2度目の頂点に立った。男子は一昨年覇者の大野将平(旭化成)が決勝で2連覇を狙った中矢力(ALSOK)に優勢勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を飾った。

 松本は決勝でロンドン五輪決勝と同じくコリナ・カプリイオリウ(ルーマニア)と対戦し、優勢勝ちを収めた。23歳の大野は豪快な投げ技がさえ、中矢との決勝も小外刈りで技ありを奪った。中矢は初戦から5試合連続の一本勝ちで決勝に進んだが、2連覇はならなかった。

 世界選手権決勝での男子の日本勢対決は1975年以来、40年ぶり。73キロ級は日本選手が2010年から4大会連続で制している。

 日本勢は男子が今大会初の金メダルを獲得し、女子は3階級を終えて金2つを含むメダル4個となった。