昨季王者の富士通が37-10でノジマ相模原を退けた。富士通は開幕4連勝、ノジマは3勝1敗となった。

 富士通は第1Q、QBキャメロンがショートパスを重ねて前進。5分39秒にTE水野へ14ヤードのTDパスが決まり、先制した。第2QにはK西村の27ヤードFGで追加点を挙げると、10分53秒にはDL岡本のQBサックでのこぼれ球を、LB竹内がつかんで14ヤードのファンブルリターンTDを決めた。

 対するノジマは、QBアンダーソンのキープラン、RB宮古のランなどでファーストダウンは獲得するものの、なかなか得点につながらない。どうにか、前半終了時にK望月が25ヤードFGを決めた。

 富士通は16-3とリードして迎えた後半、地力の差を見せる。第3Q57秒に意表を突いたWR宜本潤平からWR成田へのTDパスが決まると、第4Qにはキャメロンがパス、RBゴードンがランでTDを追加した。

 ノジマは第4Q5分52秒、アンダーソンがTE下段(しもだん)への2ヤードTDパスを決めて意地を見せたが、反撃もそこまでだった。

 ファンブルリターンTDを決めた竹内は「ノジマ-オービック戦を見て、ノジマのQBについては、パスよりランを止めようと思っていた。TDは岡本さんのサックが決まり、ごっつあんでしたという感じ」とニッコリ。そして、17日のオービック戦に向け、「相手はものすごい気合で来ると思うので、気持ちで負けない。とはいえ、入れ込み過ぎずに役割を果たす」と静かに闘志をたぎらせていた。