女子日本代表が優勝し、16年リオデジャネイロ五輪出場へ大きく前進した。

 開始から敵陣深く攻め込んでプレッシャーをかけ、相手ゴール前右中間約5メートルで反則を誘う。前半3分に小出深冬(みふゆ、19=アルカス熊谷)が右中間へ先制トライを奪うと、キッカーの大黒田裕芽(ゆめ、21=アルカス熊谷)がゴールも決めて流れを引き寄せた。

 前半だけで3トライ1ゴールの17-0。後半に入ってもボールを保持して攻め続けるスタイルを貫き、自陣内でのプレーをほとんど許さなかった。完勝で優勝による6ポイントを獲得し、出場権の行方が決定する日本大会(28~29、秩父宮)へ弾みをつけた。

 2大会での獲得合計ポイントが最も多かった1チームが、リオ五輪への出場権を獲得する。