スポーツ庁が政策の諮問機関として設けるスポーツ審議会の委員に、五輪マラソン金メダリストの高橋尚子さんや、日本パラリンピック委員会(JPC)の山脇康委員長らを起用する方針を固めたことが25日、関係者の話で分かった。

 審議会は20人以内で構成し、今月末にもメンバーは発表される。パラリンピックのアルペンスキー金メダリストの大日方邦子さん、五輪柔道銀メダリストの田辺陽子さんも加わる見通し。任期は2年。12月下旬に初会合を開く方向で調整している。会長は委員の互選で決まる。

 スポーツ庁は国のスポーツ施策を総合的に推進するため、文部科学省の外局として10月に発足した。2020年東京五輪・パラリンピックでのメダル獲得に向けた選手強化や、市民レベルのスポーツ振興などで政策の充実を期待されている。