A案の設計に参加した建築家の隈研吾氏(61)とはどんな建築家だろうか。

 隈氏は現在東大教授。神奈川県横浜市出身。1964年の東京五輪の建築を見て、建築家を志したという。根津美術館、サントリー美術館、浅草文化センター(ともに東京都)、アオーレ長岡(新潟県)などを手掛けた。

 格子をいかしたデザインが特徴的で自然素材を多用する。海外にも活動の場を広げており、世界的に注目される日本人建築家の1人。

 日本建築学会賞や村野藤吾賞、リーフ賞、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。2009年にはフランス芸術文化勲章オフィシエを受けている。