3試合の総合成績で競う「トリプル」最終戦を兼ねた個人第9戦が行われ、渡部暁斗(北野建設)は第7、8戦に続く2位で、表彰台は5戦連続となった。

 渡部暁は前半飛躍(HS109メートル、K点99メートル)で98メートルを飛び、30日に行われたトリプル第2戦のゴール時のタイム差を反映した得点で首位。後半距離(10キロ)を2位のエリック・フレンツェル(ドイツ)に56秒差をつけてスタートしたが、転倒もあって今季初勝利を逃した。フレンツェルは3連勝で今季5勝目、通算28勝目。トリプルも3季連続で制した。

 永井秀昭(岐阜日野自動車)は21位、渡部剛弘(明大)は29位だった。

 トリプル最終戦は第2戦の上位30人が出場。降雪の影響で開始が遅れ、2回の予定の飛躍は1回に、距離は15キロから10キロに短縮となった。