女子400メートル個人メドレーは清水咲子(ミキハウス)が4分35秒04の日本新で制した。

 従来の記録は高橋美帆(現ミキハウス)の4分35秒69だった。清水は「予選を泳いだときに、今日は(記録が)出ると自信を持って臨めた」と笑顔を見せた。

 昨年8月の世界選手権が6位に終わった後、やらなければならいことをノートに書き出した。箇条書きにして100個を超えた。その中で特に大事にしたのがメンタルトレーニング。脳のドーパミンの出方なども勉強した。世界選手権では「海外の選手を見ると、体が大きいというだけで私より速いんだと決めつけてしまっていた」という。練習通りの泳ぎが本番でもできるよう、「自分はできるんだと思えるようなトレーニングをしていました」。早くも出始めた成果に「ここがゴールじゃない。(4分)32秒台を目指したい」と前を向いた。