男子400メートル個人メドレー決勝では、萩野公介(21=東洋大)が昨年の世界選手権銀メダルに相当する4分9秒06で優勝した。この時期では異例の好タイムで、3週前の東京都選手権に続き、世界選手権連覇の瀬戸大也(21)に連勝した。

 瀬戸は4分13秒60と萩野に4秒以上の差をつけられて2位に終わった。「良いところがなさすぎる。速くてついて行けなかった」と素直に敗北を認めた。昨年世界選手権金メダルで五輪代表内定。その余裕が悪い方向にいっていることも実感していた。「この負けを受け止めて、練習中から(萩野)公介が隣で泳いでいるつもりで練習する」と巻き返しを誓った。