リオデジャネイロ五輪柔道男子日本代表が3日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開した。男子73キロ級代表で15年世界王者の大野将平(24=旭化成)は五輪に向けて「調子が悪くても最低金メダル」というテーマを掲げた。

 2連覇を狙った14年世界選手権で4回戦敗退した経験から教訓を得た。「勝ち続けることの難しさを味わった年だった。実力に根本的な差がなければ勝ち続けられない」と当時の思いを振り返った。「五輪は一発勝負。勝負にはアクシデントやプレッシャーはつきもの。五輪は初めてなので100%の力を出せるかわからない。圧倒的に強くなることを意識して練習している」と、日本男子としては08年北京五輪以来の金メダル獲得を見据えた。