世界ランキング6位の第3シード錦織圭(26=日清食品)が、初対戦の同131位、デニス・ノビコフ(22=米国)を6-4、7-5で下し初戦突破した。

 試合後「(試合前は)ケガ明けで自信をなくす場面もあるかと思っていた。こうしてタイトな場面をクリアしていけば、これから良くなると思います」と話した。

 試合開始から4ゲームを連取しながら4ゲームを奪われる展開となり、第2セットも一進一退の攻防となった。ダブルフォールトやリターンのミスも目立ったが、両セットとも勝負どころでショットを前後左右に散らし、ノビコフのミスを誘発して終わってみればストレート勝ち。

 左脇腹を痛めて棄権したウィンブルドン4回戦以来の実戦だったが、気にするそぶりもなかった。

 8月6日に開幕するリオ五輪へ向け弾みをつけたい大会で、苦しみながらも3回戦に進出。3回戦ではラジーブ・ラム(米国)と対戦する。