少年Ｂ女子２００メートル個人メドレーで、リオデジャネイロ五輪代表の今井月（１６＝愛知・豊川高）が２分１１秒９３で、同１００メートル平泳ぎに続いて２冠を達成した。初の五輪後は全国高校総体（広島）に出場するなど疲労が蓄積していたが、五輪の決勝進出を逃した準決勝のタイム（２分１２秒５３）を上回った。

　五輪のタイムを上回った今井は「何をしてたんだという感じ」と苦笑いも、今季最後のレースを笑顔で締めた。五輪では決勝進出を逃し、悔しさが残った。それでも初の大舞台を経験したことで「あらためて強くなりたい」と感じた。来季は平泳ぎ、個人メドレーだけでなく自由形にも挑戦する。「悔しい経験をいかしたい」。今季１１回の日本記録を出した親友の池江と切磋琢磨（せっさたくま）しながら東京五輪に向かっていく。