リオデジャネイロ五輪柔道で金メダルを獲得した男子90キロ級のベイカー茉秋(東海大)と女子70キロ級の田知本遥(ALSOK)が27日、神奈川県平塚市での東海大柔道部報告会に出席した。

 4年生のベイカーは「小さいころからの夢を達成できてうれしい。地元の東京五輪で2連覇し、もっとビッグな男になりたい」と宣言し、会場内を沸かせた。

 東海大出身の田知本は「念願の夢を達成したが、決して一人では成し遂げられないものだった」と練習拠点である母校に感謝した。

 いずれも同校OBでリオ五輪3位に入った男子100キロ級の羽賀龍之介(旭化成)、60キロ級の高藤直寿(パーク24)は東京五輪へ意欲を表明。日本男子の井上康生監督は「4人の選手たちは全身全霊を懸けて闘ってくれた」と活躍をねぎらった。