女子SPが行われ、木原万莉子(19=同大)は59・09点の自己ベストをマークし、5位だった。

 それでも「全体的にガチガチだったかな」と苦笑い。「環境も先生も変わり、公式戦初戦だったので、いい演技をしたいという気持ちが強かったのかな」と反省した。

 この5月から、拠点を関大からカナダ・モントリオールへと移した。理由は「環境を変えたかったから」。浜田美栄コーチの指導を受けていたが、同門の本田真凜、紀平梨花らジュニア世代が台頭。ジャンプを軽々と跳ぶ後輩らと練習する中で「自分を否定してしまっていた」と振り返る。

 モントリオールのリンクでカナダの男子選手と競いながら練習に励む。新鮮な環境で「あきらめない気持ちがついてきた」と成長を実感している。