日本カヌー連盟の山口徹正専務理事は1日、2020年東京五輪・パラリンピックの開催費用などを検証する東京都の調査チームがカヌー・スプリント会場の「海の森水上競技場」の見直しを提言したことを受け「われわれとしては海の森で大会をすると決めている。寝耳に水で困惑している」と語った。

 代替候補地に挙がっている宮城県登米市の「長沼ボート場」については「行ったこともないので、いいとも悪いとも言えない」と話した。12年ロンドン五輪代表の松下桃太郎(石川県協会)は「選手としては、どこが会場になってもきちんと戦えるようにしないといけない」と述べた。