世界5位の第1シード錦織圭(26=日清食品)が同81位ドナルド・ヤング(27=米国)を4-6、6-2、6-2で下し、12、14年に続く3度目Vへ初戦を突破した。対戦成績は錦織の4勝となった。

 試合後「出足は硬さもあって、彼(ヤング)の攻撃的なプレーについていけなかったけど、セカンド(第2セット)から徐々に自分のリズムを取り戻せたので最終的にいいテニスで終われた。(観客から)たくさんのサポートを感じられたいい試合になりました」と話した。

 第1セットは錦織が決めにいったドロップショットをヤングが拾うなどフットワークに苦戦。両者キープで迎えた第10ゲーム、錦織はダブルフォールトなどもありサービスゲームを失い、結局このセットを落とした。

 第2セットに入ると力強いショットで攻撃的に出た錦織がサーブ、ショットともヤングを圧倒。5連続ゲームを連取するなど、流れをつかみ6-2で五分に戻した。第3セットも勢いに乗る錦織がそのまま押し切った。

 錦織は2回戦で、世界122位ジョアン・ソウザ(27=ポルトガル)と対戦。「彼は攻撃的に攻めてくるプレーヤー。ストロークがいいので、ストロークの打ち合いになると思うので1日しっかり休んで頑張りたい」と初対戦に気を引き締め直していた。