リオデジャネイロ女子ダブルス五輪金メダルの高橋礼華(26)、松友美佐紀(24=ともに日本ユニシス)組が、今年日本リーグから名称を変え新たにスタートしたS/Jリーグの初戦に出場し、21-17、21-9とストレート勝ちした。

 相手は、6月の実業団選手権でストレート負けした北都銀行の長身ペア永原和可那、松本麻佑組。「金メダルは置いておき、リベンジという気持ちで臨んだ」と高橋。高さ、パワーがある相手を中国ペアと見立て「こういうのを打ったら嫌がる」と多彩なショットで崩した。一方の松友は、最近の試合で「下がって、相手に合わせていることが多かった」という反省を生かし、前へ積極的に飛び出す。2人がそれぞれの考えを遂行し、勝利につなげた。

 連覇を狙うチームは1-2で北都銀行に敗れ、黒星発進となった。高橋は「私たちは今季はカバー役でいいと思っている。今日の負けを生かし、若手にがんばってほしい」と後輩の成長を期待した。