リオデジャネイロ五輪男子フリースタイル57キロ級銀メダリストの樋口黎(日体大)が、五輪後初実戦で、1階級上の61キロ級で優勝した。

 メダリストの貫禄を見せ「プレッシャーがすごかった。絶対に勝たないといけなかった」と話した。

 決勝は序盤に0-4とリードを許したが、第2ピリオドで得意の片足タックルを軸に逆転。苦しい展開に「慎重になった。今の技プラスアルファをつくっていかないと」と反省しきりだった。

 12月の全日本選手権も61キロ級で出場する予定。「甘い戦いにはならない。しっかり勝ちたい」と気を引き締めた。