テニスのATPツアー・ファイナルに参加する世界5位の錦織圭(26=日清食品)が、最長試合のマリー戦から一夜明けた17日、ロンドンの試合会場O2アリーナで約1時間、密度の濃い練習を行った。通常、前日にあれだけの死闘になると、翌日は軽めの練習で引き上げるところだが、次戦の相手チリッチ(クロアチア)を想定。チャン・コーチが台の上に乗り、チリッチばりの強サーブを連発。それをリターンする特訓を行うなど、錦織は元気な姿を見せた。

 錦織は日本時間19日午前5時以降開始の1次リーグA組最終試合で、チリッチと対戦する。その前の日本時間18日午後11時以降開始のマリー-バブリンカ(スイス)戦でマリーが勝てば、続く錦織の勝敗には関係なく錦織の準決勝進出が確定する。

 もしマリーが敗れても、錦織はチリッチに勝てば4強入り確定。錦織が準決勝に進めないのは、マリーと錦織の両者が敗れる場合だけだ。