羽生結弦(21=ANA)が、フリー197・58点、合計301・47点で優勝し、史上初の4連覇が懸かるGPファイナル(12月、フランス・マルセイユ)切符を獲得した。

 田中刑事(22=倉敷芸術科学大)は167・95点、合計248・44点で3位、日野龍樹(21=中京大)は134・65点、合計207・15点で9位だった。

笑顔の左から2位チェン、1位羽生、3位田中(撮影・井上学)
笑顔の左から2位チェン、1位羽生、3位田中(撮影・井上学)

<総合成績>

順位選手合計SPFS
羽生結弦301.47103.89197.58
チェン268.9187.94180.97
田中刑事248.4480.49167.95
ビチェンコ229.8775.13154.74
コリヤダ225.6978.18147.51
バシリエフス222.7370.50153.23
ブラウン218.4774.33144.14
グエン212.4375.33137.10
日野龍樹207.1572.50134.65
10バルデ195.3276.29119.03
11ホッホスタイン191.4068.31123.09


羽生結弦

冒頭の4回転トーループはうまく着氷。4回転サルコーも余裕で着氷した。後半最初の4回転では転倒するもその後の4回転ではうまく着氷した。ステップでは全身を使い観客を引き込むような演技を披露。演技後、少し悔しそうな表情で「もうちょっと」の仕草を見せた

<羽生のコメントはこちら>


男子フリーの演技に臨む羽生(撮影・井上学)
男子フリーの演技に臨む羽生(撮影・井上学)
男子フリーで華麗に舞う羽生(撮影・井上学)
男子フリーで華麗に舞う羽生(撮影・井上学)
男子フリーで華麗に舞う羽生(撮影・井上学)
男子フリーで華麗に舞う羽生(撮影・井上学)
男子フリーで華麗に舞う羽生(撮影・井上学
男子フリーで華麗に舞う羽生(撮影・井上学
男子フリーで華麗に舞う羽生(撮影・井上学)
男子フリーで華麗に舞う羽生(撮影・井上学)
大会2連覇を達成し笑顔でガッツポーズする羽生(撮影・井上学)
大会2連覇を達成し笑顔でガッツポーズする羽生(撮影・井上学)
男子で優勝した羽生は笑顔(撮影・井上学)
男子で優勝した羽生は笑顔(撮影・井上学)
男子で優勝した羽生はジャンで表彰台に上がる(撮影・井上学)
男子で優勝した羽生はジャンで表彰台に上がる(撮影・井上学)
大会2連覇を達成した羽生はファンの声援に応えながらリンクを1周する(撮影・井上学)
大会2連覇を達成した羽生はファンの声援に応えながらリンクを1周する(撮影・井上学)
男子で優勝した羽生はファンの声援に応える(撮影・井上学)
男子で優勝した羽生はファンの声援に応える(撮影・井上学)

田中刑事

最初の4回転サルコーは片手を付いてしまう。4回転サルコー-2回転トーループはどうにか着氷。3回転アクセルはうまく着氷した。後半の3連続ジャンプを含め5つのジャンプを決め、ステップも軽やかに決めた。演技後両手でガッツポーズを見せ、観客に両手をふり声援に応えた

男子フリーで華麗に舞う田中(撮影・井上学)
男子フリーで華麗に舞う田中(撮影・井上学)


日野龍樹

冒頭の4回転トーループは両足で着氷し転倒。3連続ジャンプは最後の3回転サルコーの予定が2回転に。後半のジャンプでも回転不足があった。演技後、首をかしげ少し悔しそうな表情を見せた

<コメント>

自分なりの力を出したが、力不足を感じた。この大舞台を経験して課題が見つかった。帰ってすぐに取り組みたい

男子フリーで華麗に舞う日野(撮影・井上学)
男子フリーで華麗に舞う日野(撮影・井上学)

フリー滑走順とSP成績

<第1グループ>

1=グラント・ホッホスタイン(米国) 68.31

2=デニス・バシリエフス(ラトビア) 70.50

3=ジェイソン・ブラウン(米国) 74.33

4=日野龍樹(中京大) 72.50

5=オレクシイ・ビチェンコ(イスラエル) 75.13

<第2グループ>

6=ミハイル・コリヤダ(ロシア) 78.18

7=エラッジ・バルデ(カナダ) 76.29

8=ナム・グエン(カナダ) 75.33

9=田中刑事(倉敷芸術科学大) 80.49

10=羽生結弦(ANA) 103.89

11=ネイサン・チェン(米国) 87.94