WCT初参戦の昨季は年間ランク20位に入った。今季は「トップ10に入ること。去年は(最高が)2位だったので優勝したい。1位になりたい」。現在はツアー中心で世界中を飛び回る生活。本拠地の米国にも1年間で約1カ月の滞在という。「あと3年、準備してオリンピックで金メダルをとるために頑張ります」と宣言した。【益田一弘】

 ◆サーフィン 波に乗って繰り出した技の難易度、出来栄えなどによる得点を競う。五輪種目はショートボード(2・74メートル未満)。複数の審判が10点満点で点数をつけ、平均が点数になる。技の完成度や独創性、革新性なども採点の対象になる。一度に4、5人がグループになり一定時間(15~20分)以内に8~10本の波に乗る。得点のいい2本の合計で各グループ上位2人が次のラウンドに進む。東京五輪の会場は千葉県一宮町。

 ◆プロサーファーの年収 ゴルフやテニスなどに比べれば収入は低いが、ケリー・スレーターのようなトップ選手は数億円の年収を手にする。WCTでは数千万円の優勝賞金が出る大会もあり、スポンサー収入も高額。スポーツとしての人気が高い米国などでは、プロとして生活する選手も多い。プロ大会の賞金が低い日本ではトッププロの年収も数百万円程度。バイトをしながら競技を続ける「プロ」も多い。