13歳の張本智和(エリートアカデミー)は1次リーグで敗退した。初戦で神巧也(23=シチズン時計)に0-3と、ストレートで完敗。2戦目で吉村和弘(20=愛知工大)には勝利したものの、準決勝には進めなかった。

 得点を取ると「チョレイ」と、雄たけびをするのが特徴だったが、この日の初戦では、その声が消えた。逆に相手の神の叫び声が場内に響く。メンタルで相手に圧倒されたように、そのままリズムも失った。「1試合目の1得点目から声を出さないと。それが自分の良い所でもあるから」。雄たけびが戻った吉村和戦は勝利しただけに、ルーティンの大切さを痛感した様子だった。