昨年4月に発覚した違法カジノ問題で、日本バドミントン協会から無期限試合出場停止処分を受けている桃田賢斗(22=NTT東日本)が、早ければ4月中にも処分を解除される見通しとなった。4日、都内で行われた日本協会理事会に出席した銭谷欽治専務理事(63)が明かした。

<違法カジノ店賭博問題経緯>

 ◆16年4月6日 桃田、田児が違法賭博を行っていたことが判明。

 ◆同8日 2人の所属先、NTT東日本が自社調査の結果を発表。田児は14年10月から15年3月に東京・墨田区の違法カジノ店、15年5月から16年1月に横浜の違法カジノ店に計60度通い、約1000万円の負けがあった。桃田も墨田区の同店で14年10月から15年1月に計6回程度訪問し、約50万円の負けがあった。同社バドミントン部の他6人(うち2人は16年3月退部)も賭博行為を行っていた。

 ◆同10日 日本バドミントン協会が田児の無期限登録抹消、桃田の無期限競技会出場停止、他6人は6カ月か1年間の出場停止処分。

 ◆同11日 NTT東日本が田児の解雇、桃田の出勤停止30日、他6人とスタッフの厳重注意、部の半年間の対外活動自粛を発表。

 ◆5月30日 桃田が1カ月の謹慎を経て、バドミントン部の練習に復帰。

 ◆10月23日 NTT東日本が新潟で16年度初のバドミントン教室実施。桃田も参加。

 ◆16年11月 半年間、対外活動を自粛していたNTT東日本男子チームが、S/Jリーグ札幌大会で復帰。